花巻なはんプラザ上映終了
相変わらずチンドン屋さんのような我々一行です。
なはんプラザ3Fギャラリーはスクリーンがあって、照明もわりと自由になり、使い勝手がよい会場ですね。建物自体も駅前で少々は駐車場もあり、利便性が高い。
舞台挨拶をする由樹子ちゃんと檀。なぜいつも由樹子ちゃんかというと、由樹子ちゃんは花巻在住なんですよ。北上ではしょーちゃんに挨拶してもらいます。
この日はとにかくすっごく見て頂いたお客様の反応が良くて(一応、前回もそうだったとは思うんですが・・・人数が少なくてよくわからなかった)、大変勇気付けられた我々ノースアップでした。「期待しないできたけど来てすーごく得した」みたいなことを言って頂いたり。大体拍手の感じでわかるんですね、本物かどうか・・・。別にこちらで「盛大な拍手を!」とか言う必要なくて(私はあれが嫌いなんですよ)、お客様がどのタイミングで拍手しようかな~って待っててくれてる感じというのか・・・。日日新聞の方が来られて、全作品鑑賞してくれて(2時間半も会場にいることは滅多に無いことなのだそうです)、「いろいろいろいろいろいろ(いろいろの内容はいろいろです)・・・・まあつまり、面白かったってことですよ」と。
ご来場頂いたマンガ作家のなつやましげきさんのサイトに感想がありまして、一部(本当に一部ですが)転載させていただきたいと思います(無断ですけど・・・)。
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~前略~
「善人」ばかり出てくる話を、恐らく意識的に拒否しており、
それは観客にとっては、辟易することなく心地が良い。
この作り手は、「メッセージ」を、
物語世界の背中の方に隠すことを知っている。
~中略~
そして、「東北の田舎」という物語世界は、
その画に驚くほどの厚みを与えており、
プロがタイ米…もとい、大枚を叩いても、中々獲得できないであろう、
奥行きと美しさを、その演出に与えている。
美術面から見れば、このローパジェット映画は、実に贅沢だ。
~中略~
「立派なもの」を作って見せようとせず、
「そこにあるもの」を切り取って見せる、その力。
田舎の人間が「…魅力ないよ」と切って捨てているものが、
「中央の人間」を瞠目させるに値する、そういう時がある。
~中略~
これは、必見の一本だ。
(「めぐり来て待たず」感想より)
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そうです。面白いんですよ、贅沢なんですよ、ノースアップの映画はね。ぼくらは趣味でやってるんじゃない。本気で映画製作をこの地に根付かせるつもりでやっています。次はキタカミだ!